今回は個人的な趣味の話を少し・・・
私がYachtを始めたのは大学に入ってからです。かれこれ25年・・・人生の半分以上続いている趣味です。
きっかけは、高校時代にRugbyをしていて当時、いや今もですが強かったのは
ニュージーランドとオーストラリア この2カ国の国技はRugbyとYacht
私は体が小さかったので、Rugbyは卒業して次はYachtってなわけで軽い気持ちで始めたんですが
ハマってしまって25年経ちました。
まあ Yachtといってもクルージングという優雅なイメージとはほど遠い 競技志向な感じです。
昨年までは色々忙しく、中々乗る時間が作れなかったのですが、
今年はうちのSTAFFにもディンギーを少しずつ教えていきながら
結構乗ってます。
経営者として、年齢と経験を積んでいくことはいいことだと思います。
ただその副産物として、人の意見を受け入れなくなったり、尊大な態度を取ったりしてしまうことがあります。
後で反省しますが・・・
そんな時にYachtに乗り、自然と向き合う事によって、自分のできることの限界を再認識し、等身大の自分にリセットさせてもらえます。
自然には勝てないですから・・・
話はそれましたが・・・
7月に今年のミニトン全日本選手権が琵琶湖で開催されると聞き、久しぶりに参加してみようと思い
仲間を募り、開催1ヶ月前から毎週約16時間ほど詰めて練習しました。
ミニトンとは全長23f(フィート)までのヨットの全日本の大会です。
最初に立ち上げたのは、石原慎太郎都知事を中心としたメンバーで
今でも総合優勝には石原慎太郎杯が送られるんです。
そして10月9日から2日間 琵琶湖で胃の痛くなるようなレースが始まりました。
当日の朝6時の琵琶湖です。心が洗われます。
朝一のマリーナです。うちのチームが一番乗りかな?
船名は「Swift Magic」です。
ダイハツから同名の車種が出てますが、私たちのチームの結成は1991年なんでうちが先です
どんなスポーツもそうだと思いますが、Yachtも準備に始まり、準備に終わります。
マリーナを出航後も、初日は全く風がなく風を待つこと2時間
琵琶湖の上で緊張感とそれを和らげるために馬鹿な話をしながら風が吹いてくるのを待ちました。
2時間経ち 少し風が出てきたのでセイルを上げ、スタートまでに練習しようとセーリングしてると
本部艇から「ファーーーン」とスタート5分前の合図が・・・
私たちはスタートラインから遥か離れたところをセーリング中・・・
風も落ちてきて・・・
慌ててスピネーカーを上げてスタート20秒前にどうにかスタートラインに到着!
コース取りも何も考えられず、ヨットとヨットの間をかいくぐるようにスタート
少しずつ落ち着いてきてスピードアップ!
どうにかクラス2位でフィニッシュしました。
第二レースは 同じ過ちを繰り返すまいと 本部艇に「カレカノ」のようにぴったり!
スタートも良いポジションで切れました。
マーク回航もスムーズにこなして・・・
結果はクラス1位 初日を終了してクラス総合同率1位でした。
その日の晩はベッドの中でイメージトレーニング いつの間にか熟睡・・・
2日目は初日にも増して風がなく 奥歯を噛み締めながらのレース展開!
スタートはどちらかというと得意なのでこの日もいいポジションからのスタート
ちなみにYachtにはブレーキがありません。
のでスタート時には写真では伝わらないぐらいのバトルがあります。
第一マークを4番手で回航!
その後、先行艇に引き離されて希望を失いかけながらも、皆で声を掛け合ってしがみつく展開
第二マークは3番手回航 一つ順位を上げました。
しかしその後風が後ろから吹いてきて、どんどんコウゾク艇が近づいてくる・・・
ほとんど追いつかれたときに、やっと自艇にも風が・・・
今までの鬱憤(うっぷん)をはらすように走り出し
ゴールはクラス2位 この時点で総合で単独トップに立ちました。
残るは最終レース
スタートはいつも通りに良いポジションで切れました。
が・・・
風のない中での2時間半を超えるレースの後では気力が持たず
速い船をカバーする戦略に変更!
しかし、最後までカバーできずに、三位フィニッシュ!
少しの間ですが、いい夢を見させてもらいました。残念!
その後表彰式があり
総合3位 クラス2位という成績に終わりました。
来年は鹿児島で開催されます。
リベンジとともに、鹿児島には友人がいっぱいいるので来年も参加する予定を立ててます。
最後に、このようなすてきな大会を運営していただいた日本ミニトン協会の入江会長・関西ミニトン協会支部長の守本支部長
運営を取り仕切っていただいた吉田さんはじめ、大会運営に関わってくださった皆様に感謝いたします。
そして、このようなすてきな写真を知らない間に撮ってくださっていて
快く送っていただいたVERANOの廣瀬さん ありがとうございました。感謝!